そして俺は病院をあとにした。 それからの俺は、あまり笑わなくなってしまった。 俺の存在で、誰かが傷つくことを恐れて。 狂おしくなる“愛”に怯えて。 俺は冷たい氷で、心をガードするかのように、固めた。 ■ ■ ■