俺の気持ちなんか関係なしに、二人は話を進めて。 子供は黙ってろってか? 知らねぇよ。 ……なんでだよ。 なんだなんだよ、お父さんお母さん。 また二人で笑ってよ。 また、お母さんの演奏を聴いて、笑顔になろうよ。 朝のあの姿は、どこいったんだよ。 なんで、こんな気持ちにならなくちゃいけないんだ。 ――愛なんて、嫌いだ。