「……うん、いいよ」
「本当……に……? これからも……友達でいてくれるの……?」
花梨達は潤んだ目から涙を流しながらそういった。
「うん。ケガさせちゃったのは本当だもん」
「弥生っ……!!」
花梨達は私に抱きついてきた。
「弥生ぃ〜っ!! ありがとう許してくれて……!! 今までごめんね……!!」
「大丈夫だから、ほら、涙拭いて」
「うぅっ……ありがと、ごめん……」
伊織とカナミも大泣きしている。
「――おーい、皆なにしてるんだー? 早く席につきなさーい」
すると先生がきた。先生は何が起きているのかわからないから、キョトンとしている。その先生の顔が面白くて皆は一気に笑いだしたのだった。