「――キャアッ!! ……弥生……あんた、なにすんのよ!!」
「なにって……今まで私にしてきたことを花梨達にお返ししてるだけだけど?」
私は花梨に向かって鼻で笑ってやった。
「なっ……!! サイッテー!!」
そういって花梨は自分の席に座って準備をした。
休み時間。私と麻李華は花梨トイレにいっている時に上からトイレの汚い水をバケツごとぶっかけてやった。
「あんた達……。放課後、体育館裏にきなさい……!」
「花梨は3人できてね」
そういって私と麻李華はトイレを出た。
――そしてついに放課後。私達3人は体育館裏にいった。
「……きたわね」
そこには花梨達が先にきていた。
「弥生……、あんた自分はなにしたかわかってんの? あの日のこと、忘れたなんてないわよね?」
「うん、忘れるわけないよあんなこと」
それは去年の出来事だった。
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