「みんなおはよー! ……あれ? 私の机と椅子がない!!」


フッ、ビックリして慌ててるよ。ざまぁみろ伊織!!


「ねぇ、誰か知らない? 私の机と椅子、どこにあるのか知ってる!?」


すると伊織は黒板に書かれていたことをみて、教室を飛び出て屋上に走っていった。私達3人は伊織のあとをついていった。


「あ……私の……机と……椅子が……!!」


びしょ濡れになっている机と椅子をみて、伊織は立ち尽くしていた。そのあとロッカーに入っている教科書とノートがビリビリに破られているのをみて、とうとう泣いた。


それから10分後、花梨が到着。私は花梨が歩いていく方向に足を出してつまづかせた。