『もしもし!お母さん?!』
〈なあに?〉
『なあにじゃないよ!』
〈あれ?ゆってなかった?今日から貴女は……よ。〉
『…?!おじょっ…お嬢様ぁぁあああああ?!』
お嬢様って、あの…?!わわわわわ私が?!
〈煩いわね。あ。大也君についてね。〉
『…そうだよ!なんで?!大也君なの?!』
〈そんなの知らないわよー!!たまたま!たまたまよ!〉
んもー!何それぇー!
『望美ー!なんて言ってたぁ?』
うぅ…なんて言おう…
そんなの知らないって言われたって言っても…そーなんだってならないし…
ええい!いっちゃえ!!
『そそそそんなの知らないっていい言われたっ!』
『…』
やっぱり…なんていえばよ――『何それ?!え?!そそそんなのって…あははは』
バシッバシッ
…なんのことぉおおお?!
(望美は無意識で噛んでます。)
『なんのこと?!え?!』
『いやいやっあははっ忘れたなんてっ言わせないよっあははは』
なんの事だ?!ついでに優美っどうした?!
とりあえず謝っておこう。
『ご、ごめんね?!噛んだの…かな?』
『?!あんた、自覚ないの?』
『え?あ。う、うん。』