『お嬢様、お連れ様も御一緒して宜しいですか?』
『は、はい…逆に、御一緒してください…!!』

…何、ここ。今私は夢の異世界へ来たらしい。物凄く、大きな豪邸がある。多分、私の…家?!それに、大也君だよね?!
『お嬢様方、中へどうぞ。』
もう、どうなってるの?!

『…で?望美お嬢様って何よ??あんたいつからお嬢様になったのよ。』
『わ、私も、分かんない!大也くっじゃなくて…執事さん、なにか知ってますか?!』
危ない危ない!!まだ大也君とは確定してないのに危うく大也君と呼んでしまう所だった。
『…では先に、自己紹介からいたします。私、望美お嬢様の専属執事を務めさせていただきます、島崎大也です。そして…只今、お母様からお電話が来ましたので、詳しくは、お母様からお聞き下さい。』