「ルナ、無理して会いに来てなんて言ってないの」

「うん」

「けど、私は、会いたい」

「私だって会いたい…」

ルナは、下を向いた。

「ルナ…」

「ユーリン?」

ユーリンは、泣いていた。

「ユーリン?」

「ルナ、私は、ルナと離れたくない」

「泣かないで、私も離れたくないから」


「ルナ、覚えてる? 私が転校してそれからのこと」

「覚えてるよ」

「ルナが助けてくれたんだよ そそれだけじゃない、ルナのおかげで、友達ができたんだよ」

「ユーリン」

「だからね、私は、ルナがいなくなったら前と同じようなことになるんじゃないのか、心配なの」