そういいながら俺は美波の隣の席へ座る。
そういえばこうして美波の隣に座って勉強するとか、すごく懐かしいな。
中学の時もあまり同じクラスにならなかったし、やっぱりなんか新鮮。
この隣の席から見る美波の顔、本当にきれいだな。
可愛いってイメージだったけど、こいつもちゃんと大人になってんだよな。
なんてちょっと気持ち悪いことも考えたりしてみる。


「蓮…。
どうしたの?
教科書出しなよ。」

「あ?わかってるって」


美波はそういうと教科書を開き、ノートを出して真面目に授業を受けようとする。
さ、俺もやるかな。
そう思いながら俺も教科書とノートを開いた。
すると先生が入ってきて、補習が始まる。