え?広っ


そこはこんな寮あるのかってくらいきれいで広い新築のお屋敷みたいなとこだった。


「広くてびっくりしてる?(笑) みんなそうなのよね。私も最初みたときはすごいびっくりした(笑)」



「あ、じゃあ早速お部屋へ案内するね!」

かわいい祐美さんは部屋までの道でリビングとか祐美さんの部屋とかいろいろ案内してくれた。


「ここが莉子の部屋!」
祐美さんが立ち止まって指差した。

「相部屋だけど、まだもう一人の子は来てないみたい」

といいながら鍵をあけて扉を開いた。


そこも2人では充分すぎる広さだった。


「ではごゆっくり〜♪」

「祐美さんありがとうございました!」

あたしが祐美さんの背中に声をかけると
ふりかえった

「これからはタメでいいからね?お母さんだと思って♡」


「うん!」

あたしは笑顔で返事をした。