エレベーターに乗って、
私達4人は下に降りた。



「てか、連絡先。」

光輝が携帯出せと言わんばかりに
私に手を向けた。


いつもなら適当に「携帯ない。」とか
言うんだけど、このときはなかなか
口が開かなくて…
光輝の言うなりで連絡先を
交換することになってしまった。



「また、連絡するわ」



また…また、なんてあるのかな?


「じゃあね。」

私と美歩さんは光輝達に軽く
手を振ってタクシーに乗り込んだ。