泣きそうな顔で翔はそう告げた。

京はもう言葉も出ないくらいに唇を噛み締めていた。





翔「…雪火への復讐計画だってそうだ。

今んところはまだ自分の理性を保ってるが、いつか絶対コントロールが効かなくなって暴走して殺してしまうかもしれない。






あと。復讐が終わったらあいつは確実に壊れちまう……最悪、死ぬかもな…ハハッ」










もう自分自身を嘲笑うかの様な笑みをこぼした翔は、目から一粒、雫を落とした。



その一粒の涙は、翔の涙腺を破壊するのに十分だった。