「「あのっ。」」

2人同時に声が
揃った。

男の子は

「どうぞ、あなたから。」

と菜穂に
言った。

「あなたじゃないよ。
菜穂だよ!!!」

菜穂は
少しすねながら
男の子に言った。

男の子は少し
びっくりしながらも、
優しい笑顔を
見せて、
もう一度、

「菜穂さんから、
どうぞ。」

と言われた。

「一緒にコンビニ
探しませんか!?」

菜穂は
この言葉を発するのに、
すごく緊張した。