「うっせーよ。困ってんだろ。」

そう一言言ったのは、

さっき私に【みの】と言うあだ名をつけた、

黒髪イケメンさんだった。

「田螺【タニシ】くん…」

女子達が田螺(?)を見つめる。

「言い方さぁ、キツくない?」


凪紗が言うと、

女子達が

「いやいや、私達が悪かったよ!ごめんねっ、

田螺君、みのちゃんっ!」

と頭をさげた。


「別に、謝れとか…言ってねーし、
 あ、それとみの。勘違いすんなよ。
別に助けたかったからじゃないからな。」