私が、下を向いたまま黒板の方まであるいて行っていると、

辺りからひそひそ話す声が聞こえて来た。

「海田美乃梨って、いいますっ!!!

色々あって、東京に引っ越してきました!

趣味は………………えっと…………

本を読むことです!!

よろ、よろしくお願いしますっ!」

顔が熱い………

そう、手を顔にあてていると、

「なんて、呼べばいーの?」

と一人、

自由人っぽい

黒髪イケメンが手をあげ質問してきた。