なんでっ?


胸がドキドキしてる…

近いっ、

顔近いよっ!


ドキドキ、聞こえてないかな…


ムギュ

田螺君は私のほっぺたをつねった。


「痛っ!」


私が悲鳴をあげると

「お前だって、


ほっぺ、熱いじゃん…

照れてんのは、お前の方だろ」


ああああああ


何なのよっ!

私は、

ドンっ

と田螺君を押し飛ばした。