――… ユイファさんとは
屋敷に入ってすぐ、仲良くなって
私がドジしたときも
いつもフォローしてくれた
…早くステージ立ちたいね…って
…さみしい時
いっつもそばにいてくれたのは
ユイファさんで…
…それなのに
なにをぐずぐずしてたんだろう
私…
――― 怖かったんだ…
…ドレスをやぶったのが
リョウスケじゃないなら…って
そういうこと
絶対、頭の中にあったんだ…
だけど ――――
教室のなか
ケータイで揺れてる
ペアのストラップを見るたび
走っている今も
イルミネーションの下を歩く
腕を組んで、笑ってる恋人たち
…ユイファさんだって
それをうらやましく思っても
なんの不思議もないんだ…
そういうキモチが
自分をおかしくさせるって
リョウスケに恋をした今
私にも…わかる…