はさまっていたのは それだけじゃなかった ――― …私が生まれる ほんの数年前の日付 制服姿で笑ってる、かわいいお母さん… その左側にはどうみても お父さんにしか見えない茶髪が 肩を組んで笑ってて… …… 右側には 背は変わらずに高いけど 今よりずっと、厚いメガネで 無表情に立ってる アサノさまがいた… 「…謎 とけちゃった…」