「メルさ〜ん!
マスターがお呼びですよ〜!」


「は〜いッ!
んじゃ、ちょっと行って来る!
食い終わったら声かけろよ!」


「あッ ちゃんと自分で洗って…」


「バカいえ!
姫にそんな事させたら
ボクが怒られちゃうよ」


「…ぅ」


「――… それとさ」


「はいッ!」


「…まだ誰にもいうなって
口止めされてんだけど

ボクも今度、『箱入り』するんだ」


「ええッ?!?!
おめでとうござ…ッ」


「シーッ…!」


「ふ…ふみまふぇん…
で、でも、どなたと?」


「林田さん」


「…!!
いつもメルさん指名なさってた…!」


「うん

…良い方だし、よかった
シャノンより少し遅れるけど
ボクも…姫になるよ

いろいろ大変だけど
お互いに…頑張ろうね」


「…はいッ!」