ノックをして入った執務室は
相変わらず、空気がひんやりとしている



「お疲れ様だったわね シャノン」


「…いえッ わ、私は…」


「今日は明日に備えて
ゆっくりと休みなさい
朝、私が迎えに行きます」


「はい」


久しぶり…
アサノさまに会うの


コンコン
コンコンコンコンコンコン!


忙しく ドアを叩く音


「…どうしたのかしら

――― お入りなさい!」


すると転がるように
新人のミナちゃんが入って来た


「リリスさまッ…!!

あ… シャノンさんのドレスが!!」



―――… ドレス?