『私、やっぱりアイドルとしてもっともっと上に行きたい!!どのアイドルよりも有名になりたい!!まだまだ諦めたくないです!!』





「ん、わかった」



すると社長はカバンの中からファイルを出した




「今ちょうど俺が全て育てるアイドルを作ろうとしてるんだ

今まではマネージャーや、他のスタッフに任せてきたけど、このグループは俺が全て管理しようと思っている」



ファイルの中の紙には、
【カラフルチューン☆彡】と書いてあった



『カラフル…チューン?』



「ああ、それがユニット名だ。桃川にはカラフルチューンのリーダーをやってもらいたい」




『ええっ!!リーダー!?』



え、私にリーダー!?
そんな…無理だよ




「桃川はアイドル経験が長いし、歌もダンスもかなりのクオリティだ。顔も可愛い、人気もそこそこある

桃川にこのグループを引っ張ってってほしいんだ」





『でも私、リーダーなんてやったことないし、しっかりしてないし…』



「大丈夫。桃川がきちんとリーダーの仕事が出来るようになるまで、俺が教えるから

その代わり、厳しいぞ!付いて来る気はあるか?」







『…はい!私、やってみたいです!!私を有名にしてください!!』





こうして私はアイドルとしての新たな一歩を踏み出しました。