すると社長は真剣な顔になり


「どうしたじゃないだろ。グループは解散しても桃川はまだ所属アイドルなんですけど…勝手に休まないでもらいたいんですが」




『…ごめんなさい。でもどうしたら良いか分からなくて』



そう私は今の心境を社長に話した






「…でも桃川はアイドルやりたいんだろ?」



『…はい。』




「じゃあ、俺は桃川をサポートするよ。桃川がアイドルとして上を目指している限り、俺も一緒に頑張る」






私は涙が止まらなかった。






私は今まで自分に合う事務所が見つからなく、転々として来ていた


そしてここに入る1つ前の事務所で、ずっと所属してたグループが解散になった


その当時の事務所の社長は何もしてくれず、私は事務所を辞める事にした




そんな私を拾ってくれたのが五十嵐さん…社長だった。