理由を聞こうとしたが、何も話してこない以上聞くのはやめた。 「楓、」 「あ、…颯太くん」 ドアの傍に立っていたのは王子様の服を着て寄りかかってる颯太くんだった。 「か、かっこいい…」 「なに見惚れてんの?」 ふっと笑うと私に近づいてくる。 「可愛いじゃん」 私のシンデレラ姿を見てさらっと言う。 そんな颯太くんの姿に照れてしまい何も言えなくなる私。