バサッ
「ハァハァ
また見ちゃってるよ。」
私は、お父さんに殴られる日に、
必ずこの夢を見る。
今、何時かな?
ふと時計を見ると3時だった。
3時間しか寝れなかった。
眠いけど、またあの夢を見たら嫌だったから起きた。
さっきの汗で服がびっしょり
お風呂場に向かった。
お風呂から出ると5時ぐらいになってた
どんだけ入っていたんだろう?
玄関に行くとお父さんの靴はもうなかった
もう、会社に行ったんだ。
会社なのかな?
そんな疑問も浮き上がってくる
何でそんな事考えてるんだろう
早くお弁当作らなきゃ
走ると昨日蹴られた足が痛くなった。
痛いのを堪え、お弁当を作った
涼先輩に会えるのなら、頑張れる!
よし!出来た!そろそろ行こうかな?
カバンにちゃんと詰め込んで
紫音と待ち合わせの場所に急いだ。
「おはよー!」
いつもの日常
それが崩壊してくる日に近付いて行くのは
真希は知らなかった。