不安で心細くなりながら、お風呂に入っていたら、LINEの着信音が聞こえた。

もしかしたらと思い、急いでバスルームから出て、洗濯機の上に置いてあったスマホを手に取った。


画面にあったのは、思った通り、彼の名前。

嬉しくてドキドキしながら、急いで、メッセージを開いた。


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さっきは驚かせちゃって、ごめんね。

もう話は着いたから、大丈夫だよ(^_^)


今まで、俺、確かに逃げてたかも。

あの子に自分のホントの気持ち、伝えてなかったし。


でも、言わないほうが傷つけることもあるみたいだね。

さっき、そう思った。

好きな人がいるって言ったら、納得してくれたし、俺もすごくスッキリした。

背中を押してくれたあかねちゃんのおかげだよ (≧▽≦)

本当にありがとう♪


この埋め合わせは、また今度。

次の遅番の日も一緒に帰ろう(*^_^*)

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ふ〜ん、そうなんだ。

ってさ..........


これは、喜んでいいメッセージ?

それとも、悲しまなくちゃいけない告白?


さっき、地下鉄の中で交換したばかりのアドレスに、彼から初のメッセージが届いたんだよ。

待ち伏せしてた女の子とも話が着いたみたいだし、もっと嬉しい顔しなくちゃダメじゃん。


そう思いたいけど、もう笑えない。

メッセージの中にあるたった一行の衝撃的な文章に打ちのめされて、泣きたくなんかないのに、勝手に涙がこみ上げて来る。