「やっぱりかっこいいな」

心のなかでそう呟いた。私、春野ゆんはバスケ部の夏山千景先輩に恋している。

男バスは今隣のコートで練習している。

だから今もこっそり見てたりして。

一人夢の世界に飛んでいたから、前からバスケットボールが来ていることに気が付かなかった。

次の瞬間目の前が真っ暗になった。

私の事を誰かが呼んでいるというとことで
記憶が飛んだ。