家に続く坂道を下ると、昨日の鳥居が見えました。
新品のように光ってます。
こんなにキレイな鳥居があるのに、何故、上は空き地だったんだろう…と、不思議に思いました。
(また、上ってみたいな…)
一瞬そう思いましたが、やめました。
キツネさんが言ってた『クマの餌食』になりたくない…と思ったからです。
…じゃあどこへ行けばいいでしょう…?
山がダメなら海しかありません。
海は駅の反対側に見えました。
家が幾つか連なった、先にありました。
「よしっ!今日は海岸で寝よう!」
単純にそう考えて歩き出します。
タコさんとキツネさんの家から海まで、道は真っ直ぐ。
方向音痴の私でも、これなら道に迷いません。
駅の線路まで来て、後ろを振り返りました。
真っ赤でキレイな鳥居が、すっくと立ってるのが見えました。
海から来る神様が、あの鳥居を通って、山の上のお社に住んでたのかもしれないな…と思いました。
前に向き直りました。
海岸線まで、もう少しあるみたいです。
線路を越します。
レールの周りに敷かれた石が、ゴロゴロ…としてて歩きにくい。
なんで、こんな石コロが敷かれてあるのかも知りません。
線路の敷板の上に、少しの間立ち止まってみました。
自殺する時のようです。
「…しないけど…」
呟いて歩き出します。
列車に飛び込むなんて怖いこと、私にはできません。
そんな勇気があるなら、教室にも入れてます。
新品のように光ってます。
こんなにキレイな鳥居があるのに、何故、上は空き地だったんだろう…と、不思議に思いました。
(また、上ってみたいな…)
一瞬そう思いましたが、やめました。
キツネさんが言ってた『クマの餌食』になりたくない…と思ったからです。
…じゃあどこへ行けばいいでしょう…?
山がダメなら海しかありません。
海は駅の反対側に見えました。
家が幾つか連なった、先にありました。
「よしっ!今日は海岸で寝よう!」
単純にそう考えて歩き出します。
タコさんとキツネさんの家から海まで、道は真っ直ぐ。
方向音痴の私でも、これなら道に迷いません。
駅の線路まで来て、後ろを振り返りました。
真っ赤でキレイな鳥居が、すっくと立ってるのが見えました。
海から来る神様が、あの鳥居を通って、山の上のお社に住んでたのかもしれないな…と思いました。
前に向き直りました。
海岸線まで、もう少しあるみたいです。
線路を越します。
レールの周りに敷かれた石が、ゴロゴロ…としてて歩きにくい。
なんで、こんな石コロが敷かれてあるのかも知りません。
線路の敷板の上に、少しの間立ち止まってみました。
自殺する時のようです。
「…しないけど…」
呟いて歩き出します。
列車に飛び込むなんて怖いこと、私にはできません。
そんな勇気があるなら、教室にも入れてます。