華は月に輝いて。
恋愛(ピュア)
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ゆいちゃむ。/著
- 作品番号
- 1217279
- 最終更新
- 2015/05/25
- 総文字数
- 1
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 3
- いいね数
- 0
『キラキラ、してるね。』
人は、物が輝いて見えると『キラキラ』という効果音を使う。
たとえば星だったり、
イルミネーションだったり。
とても神秘的で、綺麗で、輝いていて。
なのに先輩は、
『お前は、すごくキラキラしてるよ。』
こんなにも汚い私を『キラキラ』だと表現する。
でも私なんかより、先輩の方が
『キラキラ』
してると思うんだ。
『な!みろよ、ペンギンだ!』
ペンギンを見て子供のように笑ったり、
『くそ〜…次は勝つ!』
ゲームに負けて少し拗ねてみたり、
『…はは、見られちった。』
ホロホロと涙を流す姿、
…そして、
『…好きだ。』
頬をほんのり染めて、
いつもとは少し違った真剣な目をしたあなた、
ほらね、先輩の方が『キラキラ』、してるよ。
ねぇ、先輩。
あなたは私を『キラキラしている』、なんて言っていたよね。
でもね、思うんだ。
世界で一番、
…私の中では誰よりも、
それはこれからもずっと変わることのない。
あなたが一番
『キラキラ』
しているってーーー…。
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