無言なボクに博は続けて言う…


『何?怒っとん?(笑)
やーだぁ怒らんで♪

嘘吐いて呼び出したんは謝る!

ごめんな?』


全く豹変し過ぎである。

ボクはまた大きな溜め息をつき,一言。

『いーよ。』


甘いよなぁ~…

自分でも分からないから厄介だ…

博を何故いつも許してしまうのか,と言う事を。


『マジで!?愛してる~♪(笑)』

『くっつくなって!ちょっ博!』

『行こ行こ~♪メグミちゃぁあん♪』




“Love★スマッシュ”

いかにも飲み屋…

博はその扉を何の気無しに開けた…


『いらっしゃいませぇ♪』


うわ…これ…飲み屋?
ボクは戸惑った…

中にいた女の子は皆下着に近い格好だった。
と言うか…下着?

ボクは博に尋ねた。


『おい…ここさぁ…?』

『…。』


なんとした事だ…

言い出しっぺの博が固まっている…

そんなボク達にお構い無しにスーツ姿の男が話しかけてきた…

『お二人様ですか?
ご指名は?』