「羅一くん、君は1ーSだよ。」
「1ーS?それは俺の身長が低いってことがいいてぇのか?あぁ?」
「羅一くん、そんな所も可愛いよ…hshsじゃなくて。S組は、家柄、容姿、頭脳この三つが揃っている人だけが入れるクラスなんだ。それに、羅一くんは一番可愛いから安心して!…あぅっ!!蹴らないで、お願いだから蹴らないで羅一くん!」
「何ていい蹴り…俺にもしてくれ!」
「るせぇ!お前は黙っとけ!」
「はうう。いいよ、その言葉…。え!?あ、ちょ、椎名ー!?」
蓮はうざかったので放り出しておいた。
まぁあいつなら喜ぶだろう。
「とりあえず職員室に行ってきて。担任は何かこう、チャラくてホストみたいなやつだから。頑張れ!」
「あ、うん。頑張る…?」
何を頑張ればいいのかわからないが適当に返事をして理事長室を出た。
理事長室は三階。今行こうとしてる職員室は一階。
遠すぎだろ!!
そんなことを思いながら職員室へと向かって行った。