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「わー、うまそー！」



瞳をきらきらと輝かせながらそう言った圭ちゃんは、誰に勧められたわけでもなく当たり前のようにあたしの隣の椅子に座る。


そんな圭ちゃんを見て、あたしの前に座っているママがくすくすと笑いながら



「絢華には負けるけどね」



と言っている。



今朝登校するときいつものように家の前で待っていた圭ちゃんを、今度はママが『今日はうちで夕飯を食べていってね』と誘っていた。


ママが突然こんなことを言い出したのには理由があって。


先日のテストが返ってきたんだけれど、点数が予想以上に良くて、ママも圭ちゃんにお礼がしたいと言ってきたのだ。