奈留と別れた後私は千冬を迎えに行くときに梅田先生に話をしに行った

「失礼します。千冬迎えにきたよ!待たせてごめんね…ちょっと先生と話すことあるからあと少し待っててくれる?」

「わかっ…」

「千冬?大丈夫?またか…」

「大倉さん大丈夫?どうしたの?聞こえてる?ってなんで大倉千春さんがいるの?関係ある人以外立ち入り禁止ですよ」

「私千冬の姉なんです。先生少しいいですか?千冬待っててね」

「さっき伝えれてなかったんですけど私は大倉千冬の姉です。千冬は障害というよりは病気なんです。突然話せなくなったり意識を失ってしまったりするんです。だから千冬からは目が離せないし大変ですよ。それでも先生は千冬の事を見てくれますか?私は先生に千冬をお願いしたいんです…先生のことを信じて…」

「そうだったんや…何も知らんかったからめっちゃパニックなったわ。千冬さんの事やけど僕が引き受けさせてもらうわ。これからはほぼ千冬さんに付き添って行動するから任せてもらって大丈夫。」

「ありがとうございます!梅田先生に任せます。後千冬自身前の先生のことを信頼しきってるので少しずつ心を開かせていきますから…迎えは毎日クラブが終わってからくるのでいいですかね?あとたまに吹奏楽部に連れてきてあげてください。この病気になったのは一年の後半になったんでそれまではクラブに行ってたんです。楽器も吹いていたのに突然意識を失ってしまったことによって話すこともままならなくなった事からクラブを休部する事になったんです。」

「そんな急になったんや…原因もわからんくて…そういえば昨日演奏してた時の写真見せてもらったの思い出したわ…そろそろ帰らないと千冬さん待ってるよ。」

「そうですね。後明日からは千冬の事はちーちゃんって呼んであげたら喜ぶんで!そしたら帰ります。ありがとうございました。明日からもよろしくお願いします。」

先生と長話をしているうちに千冬は声も出るようになり話せるようになっていた

千冬も今日1日梅田先生と話したらしくいい人だと話された

妹へのあんな気遣いをしてくれて本当にいい先生だと思った

顔だけがいいわけではなくて性格もいいと思った