破壊力抜群の笑顔でそんなセリフを言われたら、慣れるどころか心臓がバクバクです…。

「ど、努力します…」

そんな私も見て更にフッと笑う上条課長。
こんなの慣れれる気がしないのですが!

「どこか行きたいお店とかある?」

そう聞かれたものの、今日はあの件から仕事に集中しまくってリサーチが出来ていない私。

「えっと、あの、この前連れて行って頂いたお店は食事も大丈夫でしょうか?」

咄嗟に出たのはお花見の後に飲みに連れて行ってもらったあのお店。

「あぁ、あそこは食事も大丈夫だよ。今日はあんまり飲めないけどあそこで良い?」

「私、あのお店好きです!お酒はもちろんですけど、お料理も凄く美味しくて」

「気に入ってくれたなら良かった。きっと雅人も喜ぶよ」