あたしは、びっくりしました。
あたしと同じ名字の子がいたから…
びっくりして…
なんで…?
て、思ったけど、近くで、見ていると、
とぼけた顔の男の子…
そう、あなたでした。
いつの間にか、あなたが好きになっていました。
だんだん、《好き》というキモチが大きくなってきて、塾に行くのも楽しくなってきた、
7月―――――……
中頃、突然、あなたは、塾をやめました。
あたしは、ただ、体調が悪いだけと思っていました。ずっと、
でも、1ヶ月待ち続けてもあなたは、塾に来ませんでした。
そんなある日、聞いてしまいました。
『ショウヤって塾やめたんやって~…』
あたしは、ショックでした。
あなたは、このキモチがわかりますか?