休んでいた間に迷惑をかけた人にまずは謝ることから始めた

一番迷惑をかけて傷つけてしまったのは亮太だから亮太にまずは謝ろうと決めた

学校に行ったら、亮太は自分の席に座って顔を伏せていた

それで顔を上げさせるために紙に、ごめんねって書いて渡すついでにノートを見せてもらうっていう作戦にした

「有中、休んでた時のノート見してくれへん?」

「おん」

と言った時に紙も一緒に渡した

その時にちょっとだけシーンとした空気が漂った

そのあとにノートを返すと同時に亮太からも手紙をもらった

その手紙の内容は

気にしやんでいいよ 俺がもっと支えてあげてたらよかったから、これからはもっと頼ってくれていいから だから、これからは別れるとか言わんといてな

と書いてた

その時に私は改めて思った

私はこの人を頼っていいんだ やっぱり私にはこの人しかいないな

って思った