私は思いきって告白した

「有中、あのさうち有中の事が好きやねん だから、こんなうちで良かったら付き合ってほしいねん」

と頑張って言ったら

「俺でいいんか? 俺なんか以外にいい人おると思うけどほんまにいいんか? それでもいいんやったら、こちらこそよろしくお願いします」

そう言ってくれた

私は、あの病気の事を聞いた時と同じくらい泣いた

でも、泣いた理由はあの時とは違う

「でも、うち若年性アルツハイマーっていう病気やねん だから、もしかしたら有中と付き合ってる事も忘れるかもしれへんねん それでもいいん?」

と泣きながら聞くと

「忘れへんように俺がフォローする だから、そんな事気にすんなよ 後さ、今日からお前のこと美優奈って呼ぶからな」

「わかった じゃあうちも覚えてる限り亮太って呼ぶようにするから 忘れない間は呼ぶね」

こんな会話をした

正直、おっけー貰えるなんて思ってなかったし、病気の事も前向きに考えれるようになった

一緒に支えてくれる人がたくさんいるから