将生は最初からどうでもいいらしく、加納兄弟の会話に特別な反応は見せなかった。
 てか、見慣れてるんだな。


「そんなことより、まずは問題の解決をしましょう!」


 最初に、次の提案を切り出したのは遥香だった。
 彼女にしては、まともな判断である。





 たぶん、本音はセクター長と悠真クンの邪魔をしたかっただけさね。