拓真さんも、普段は上手に隠してるみたいだけど。
一番、奥にある肝心な部分には、きっと悠真が陣取ってるんだろう。
と、いうことは。
将生に、悠真めぇぇぇ。
あの、ろくでなしのガキ共がッ。
わたしの至福の時を邪魔しやがって。
いつまで他人の足を引っ張るつもりだ、コラ。いい加減、引き際ってもんを知りなさいよ。アホ共め!
それはおまえだよ、という頭の中に響く理性的っぽい声は無視する。
誰だろうと関係ない。
わたしから拓真さんを奪おうとする輩は、血縁だって敵と見做す。
例外なんてない。
もし、ことの元凶が本当にあのトンチキ弟たちなら、許すまじ。
今度こそ、あいつらの大事な部分を捻り切ってやるッ。