「別にあんたなんか
好きじゃないけど
萌と付き合ってくれなきゃ困るの!」
………………精一杯だった。
こんな憎たらしい言葉で伝わるのかな。
心配して恐る恐る
千葉くんの顔を覗きこむ。
すると、千葉くんは
クスクスと笑いだした。
「なにそれっ
まじ素直じゃないなお前!」
次第に声まで出して
笑いだす千葉くんに、
思わずキョトンとしてしまう。
そして再び、
鼻と鼻が触れんばかりまで
近くで視線を絡ませた。
「俺のこと、
好きになっても知らないよ?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…