「とりあえず、いつまでも寝そべってないでこっちきてくんない?

早く終わらせたいんだわ。」


何様なの?コイツ!!


「葉月さくら、俺はサタン様だ。」


サタンか〜。悪魔の頂点に立つ奴ね〜。



じゃないわ!
「なに?アンタ悪魔?心の声読み取れるの?」


「答えはいえーす。でも普段は読まない。疲れるから。」



混乱する。ただでも少ない脳みそフル回転中です!



「うるさいんだけど。」


「如月 流星、サタン様に向かってうるさいとは怖いもの知らずだな。」


サタン様とやらはニヤッと笑う。


どうやらさっき聞こえた男の声は
如月 流星というやつだったらしい。


てか!!!よく見たら
二重で切れ目、
スッと鼻筋の通った鼻
薄く色っぽい唇。

これはもしやサタン様.....


「イケメン!!!!!!!」


うわ、やってしまった........


「なんやねん、うるさいわ〜。」


叫んでしまった.........


「死んですぐってこんなうるさいもんなん?」



「おー、雨音 涼夜。
これで全員起きたな。

じゃあ説明する。

めんどくさいから簡単に言うわ。


お前らは死んだ。
死後49日間は魂彷徨う〜てのは知ってるよな?」



あ、この関西弁の人は涼夜っていうんだ。