「続いて、(2)生徒会新聞について、岡崎さんお願いします」

ついに私の番が来た

「はい」

胸が張り裂けそうな緊張と戦いながら、私は静かに席をたった

「私からは、生徒会新聞について提案します。目的は、議案書の「目的」と書いてある欄をみてください。
月に一度、執行部の作成した新聞を各クラスロッカーに配布します。
新聞には、生徒会活動や、月の行事などを記載します。以上です」

ガタンッ

澄ました顔で座ったが、とても緊張していた

「ありがとうございました。今の議案に対して、質問がある方は手を上げてください」

淡々と議長がお決まりの言葉を話していく

でも、脱力していた私の耳には届かなかった



気がつくと、すでに討議が行われており、私の議案は承認されていた

私は再び、ホッと一息ついた