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「猛君って、本当澄子の事大切に思ってるよね」


「だな。さっき柚木君にジッと見られた時感じたよ・・・。しかも大人になるにつれて格好良くなってるし」


「クスクスなんだかんだ言って将って猛君のこと可愛いって思ってるでしょ」


「・・・まぁね。澄子ちゃん曰く、将来の弟らしいから」


「うん///私も・・・そうなって欲しいな」


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「た~け~る~!」


猛は家についた途端にソファに寝そべる。


「クツとか脱いだらちゃんと揃えて上がってよー!それにっ上着も廊下に脱ぎっぱなし!」

猛の後片付けで大忙しな私をソファの上から見下ろす猛サマ。


「めんどくせーからやって」


「もう!」


もう!とか言いながらも、猛のこうゆう姿を見れるのって私だけだから嬉しいんだけど。


「それにしてもぉ・・・この際だから浮気について要求するけど」


床にひざをついてソファに寝ている猛に近づく。


「あ?」

「大学で、猛ってモテてるの?」

「ぷっ」


クックと肩を揺らして笑う猛。


ヤキモチ妬いてるって思われてもいいもん。


猛の大学のことなんてあんまり知る機会ないし。


「だって、猛最近本当に格好いいんだよ?」