「単刀直入に聞きますけど」
とりあえずお店に入り、猛はコーヒー。将君はアイスコーヒー。
そして私はカフェラテとお気に入りのパフェを注文。
その注文が終わると、早速猛が話を切り出した。
(猛って本当無駄な時間が嫌いだよなぁ)
「いいよ、柚木君。分ってるから」
将君はニコっと笑うと、私の顔をちらっと見る。
「会った瞬間から澄子ちゃんの顔見れば、何が言いたいかなんか分るよ」
「えっ」
ぱっと猛の方を見ると呆れた顔でこっちをみている。
「清乃のことだろ?」
清乃って言うのは私のお姉ちゃんの名前。
本当に名前どおり清い心の持ち主なんだ。
「そうだよ!将君ってばどうゆーブフ」
キャンキャンっと将君に聞こうとすると、猛の大きな手に口を塞がれる。
(いいから黙ってろ)
無言の猛の訴えに、とりあえず落ち着く。
「クス。本当に今でも仲良しだね」
「俺らの事はいーっすから。」
「ごめん、ごめん。まず、結論から言うとね・・・」
そう話し出したところで「お待たせしました」っと注文したものが届いた。
もう!今良い所だったのに!!
・・・でもパフェ・・・美味しそう。
でもこの雰囲気食べにくい。
そう思っていると猛にが「お前は食ってろ」と言ってくれた。
とりあえず私が話に入るとややこしくなるみたいだし、
ここは大人しく食べてよう。