「たーける、朝だよ?」
甘い甘い夜が空けて、朝がくる。
「・・・っせぇ」
「も〜。うるせーじゃないでしょ?起こさないなら起こさないで怒るくせに」
同棲してから半年。だんだん二人のペースが掴めてきた。
猛の頬を両手で挟み、唇を重ね、猛の鼻ををふさぐ。
「・・・っ」
朝1でもしっかりと舌を絡ませてくる所はさすがって感じ。
だけど・・・
「・・・はっ!窒息すんだろバカ」
そう言いながら乱暴に唇を離し、ベッドを降りていった。
ふんっ散々キスを堪能してたくせに!
猛の後を追いかけキッチンへと向かう。
キッチンにいる猛は朝1のタバコを吸っている。
そこに駆け寄り、改めておはようのキスをする。
これが、私達の毎朝の習慣だ。