「は?!目付けられちゃったらせっかくの高校ライフが、ドン底で終わっちゃうじゃん!?」
「はぁ…無自覚ね。いいから早く食べちゃいなさい」
何か納得が行かなかったけど
これ以上言ったらママが怖いから何も言えずに
黙々と朝ごはんを食べ終え歯磨きを済ませると
ママが待ってました〜♪と言わんばかりに
せっせと鏡の前まで強制的?!に連れて行かれた
「さあて。どうしようかしら?みなとはママに似て顔もはっきりしてるから髪を緩く巻いて…少し薄めの化粧がいいわね?…リップも塗りましょうかしら…」
などと1人事のようにブツブツ言って
手際よくテキパキと私を変身させて行く――