夏が好きなんだ。






 『そうなのかよ…』




 と、翔平が近づいてきた。




 そして、





 『俺じゃだめなのか?アイツみたいに不安な顔させねぇ。俺はお前がちっせー時から一緒に居んだぞ?お前の考えてる事くらい分かる。…分かってる。』







 『しょ、翔平…?』




 翔平は濡れたままあたしに抱きつくと





 『俺じゃだめなのか?』




 と、耳元で囁いた。




 すると…