と、見惚れていると


 『おい、なんだよ』



 『へ?ううん、びっくりした。』



 まともに顔見れない。



 


 はぁ、と遠い遠い浜辺の方に向かおうとしたら…





 『ギャァァァァァァ!!!!!!ナニコレ!!!ナニコレキモい!!!!!!!!!夏!!!夏!!!!!助けて!!!なんか踏んだ!!!しかも周りにいっぱいある!!!!夏!!!!!!』




 『なんだよ、うるせーな。なに踏ん…








    …は?』




 『な、夏、なにがいるの?』




 『ふっ…』



 と、いきな腰に手を回してきて近づいてきた。


 ふいに目を閉じると。




 『おい』



 へ?



 目を開けると




 『うわっっっっ!!!!』



 目の前にはワカメを顔につけた夏が…。




 『お前、こんなんにビビッてんの?つか、いつも食ってんじゃねーのかよ』



 『ワカメさんごめんなさい。』