もううるさいしそろそろ帰らないとね。
『じゃあ、あたし帰るね。歩けるようにはなったし家でゆっくりするよ。』
『…おい。俺の看病は?』
あほ…
自分が悪いくせに
『しないよ。あたしのせいじゃないし。』
『は?俺、昨日お前の事運んだんだけど?』
…確かにそうです。
『しょうがないなー。まだちゃんと歩けないんだから指図しないでよ?』
『ん、こっち来いよ。』
なにを頼まれんのかドキドキしつつ近寄った。
『なに?』
『俺の横で寝てろ』
は?
『なんで?!』
『さみぃから。』
世話焼くよほんと…
『布団あるじゃん』
『僕、風邪なんだよねっ!布団は
暑いし。愛奈花ちゃんくらいの体温が丁度いいから!』
と、また偽スマイル。
はぁー。
『わかった。』
と、隣に寝た。
すると、夏が自分の胸にあたしを寄せた。
『…なんで『黙って寝てろ』
遮られたーーーーー!
とりあえずまた寝るとするか…