『私なにもっ…。』

てか、まだここに?!

早く帰らないと!!

こんなやつと一緒に居たくない!!!

『ッ。全部聞こえてんぞ。まじありえねーだろ。』

はっ?!?!

『失礼しましたさような…いでっっ!』

そうだ、怪我…

ゆっくりと歩いたが痛くて立ち止まった。

すると後ろから笑い声が聞こえた。

『なっ何笑って…』

ー結城君ってあんな風に笑うんだー

『ん?なに?ほんとお前おもしれーわー。
ほら、行けよ。なに?助けてほしいの?ひとりじゃ歩けねーの?』

と馬鹿にして聞いてくる。

『誰があんたに助け求めんの!!!いらない!』

そして床に座ってゆっくりと前に進んだ。