すぐに意識が戻ったらしく病室に向かうと担任の怒鳴り声が響いてきた。
「お前は!
あれほど薬飲めっていっただろ!」
「怒んなって~、生きてるから良いじゃん。」
「「そういう問題じゃねぇんだよ。」」
おおらかというかただのバカだな。
ドアを開けながら担任とセリフ被った。
「お?
お前が見つけてくれたんだよな?
サンキュー。」
「サンキューじゃ無いだろ。」
暁は片手をヒラヒラさせてるが腕には点滴の他にも色々な管が伸びている。
「いやぁ~、
部屋籠って本読んでたら二週間ぐらいなっててさぁ、何か食おうとおもってリビング行ったらバタンだぞ。」
カラカラと笑うが面白いのはお前だけだからな、見つけた方は寿命縮んだぞ。
「ま、しょっちゅうだし慣れたけどな。」
「慣れてるのお前だけだ、オレら教員は毎回死ぬ思いしてんだからな。」
担任が暁をシバく。
「んなこと言われても…、
呼びに来てくれるやつ居ねぇからしかたねぇじゃん?」
唇を尖らせて文句を言う暁に担任が言葉をつまらせ俺を見る…、激しく嫌な予感。
「よし、頼んだカンナギ。」
やっぱりな…。